プラハ空港はターミナル1(シェンゲン圏以外の国々に向かうフライトが到着)およびターミナル2(シェンゲン圏内の国々に向かうフライトが到着)に分かれています。つまり、最終目的地に基づいた渡航文書が必要になります。毎回旅行に行かれる前に、渡航先の国の領土に入るための条件をよく読み、ビザまたは他の許可が必要かどうかを確かめられるようお勧めします。国によってはパスポートの有効期間が少なくとも6ヶ月以上必要な場合があるため、十分なパスポート有効期間があることも確認する必要があります。チェックインの際に必要なビザを提示できない場合は、搭乗を拒否されることがあります。
シェンゲン圏内へのフライト
シェンゲン圏には、ブルガリア、ルーマニア、アイルランド、キプロス、およびクロアチアを除くヨーロッパ連合の全加盟国(およびその海外領地)が含まれます。さらに、アイスランドとノルウェイはEU加盟国ではありませんが、これらの国々もシェンゲン圏に含まれます。シェンゲン体制では人の自由な往来が保証されているため、IDカードを携行する必要はありますが、その他にビザや許可は必要ありません。
シェンゲン圏は加盟国の海外領全域をそのまま全て網羅するわけではありません。ポルトガル領アゾレス諸島、スペイン領カナリア諸島やアフリカにあるスペイン領の飛び地のセウタおよびメリリャは含まれています。一方で、フランスの海外領土の一部、ノルウェイ領スヴァーバル諸島、デンマークの自治領であるグリーンランドとフェロー諸島(これらはEUにも非加盟)、またオランダ海外自治領のアルバ、キュラソー、シント・マールテン、ボネール島、サバ、およびシント・ユースタティウスは含まれていません。
シェンゲン圏に含まれる国々についての詳細な情報は、こちらのリンク先をお読みください: https://en.wikipedia.org/wiki/Schengen_Area
シェンゲン圏外へのフライト
シェンゲン圏以外の国へのフライト(ターミナル1に到着)の場合は、有効なパスポートを携行していなければなりません(IDカードのみでの入国を許可している国を除く)。検査官によるチェックインおよび搭乗券検査の後にパスポート審査が続き、その際直接ゲートで保安検査が行われます。
特定の国に渡航する場合、当該の国での滞在期間や目的によって異なるビザを所持している必要もあります。出発前に、必ず当該国の領土への入国条件の詳細を国内の大使館で調べるか、チェコ共和国外務省に確認してください。